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思い立って浜松、掛川へ。その②:ねむの木こども美術館

うなぎを食べてお腹がいっぱいになり、眠さをこらえつつ掛川へ向かいます。
目指すはねむの木こども美術館
日本初の肢体不自由児のための養護施設、ねむの木学園。
今年は創立40周年です。
園長宮城まり子さんのもとでのびのびとした作品を作り出す子どもたち。
以前から一度訪れたいと思っていました。
6月に放送されたNHKの美術番組の録画ビデオとこちらのブログで予習をしてから行きました。
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ビデオ予習によりますと、白い壁の絵は学園のこどもたちがみんなで描いたそうです。
美術館オープンの前日にとても狭くて描きにくい軒下の壁部分だけ絵を描くのを忘れたことに気づき、すぐにこどもたちが自主的にみんなでもぐって描きました。
ひとつのつながった絵にしておかあさんを喜ばせたいという一心で。
(こどもたちはまり子先生のことをおかあさんと呼びます)
子どもたちが描く絵にも「おかあさん」がたくさん登場します。
おかあさんが喜んでくれるからと、いっしょうけんめいに絵を描く子どもたちの姿。
それを喜ぶまり子先生のやさしい語り口。
ビデオを見ながら目頭が熱くなりました。
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建物はまるで子どもたちの絵をそのまま再現したかのような夢のある形。
藤森照信氏の設計です。
銅版を折り曲げた屋根、屋根を突き抜ける柱。
なぐり仕上げを施した木の扉、温かみを感じさせる無垢のクリ材の床、白い塗り壁・・・
建物も作品も見どころいっぱいで楽しみました。
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満足して帰ろうとしたとき、こんな看板を発見。
この辺ではハンターが出没するのですね。
獣と間違われないようにそそくさと退散しました。

by akikobeya | 2007-08-16 00:18 | ぶらり、おでかけ